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試験場
伊勢湾マリーナの試験場です。
ロビー&事務所がある建物の向かい側が試験場です。
2階で学科試験が行われました。


※写真をクリック!

試験会場
学科試験会場
左前に合格発表が!
02/03/05(火)午前 ◇学科試験◇
試験当日の集合時間は8時45分です。講習時は日曜日だったので50分足らずで伊勢湾マリーナへ着きましたが、今日は平日なので渋滞を考えて津を7時ちょうどに車で出発しR23を北進しましたが、R1の合流点である四日市の手前の追分(おいわけ)附近で渋滞につかまりました。トロトロトロトロ・・・時間は過ぎるばかりで8時10分を過ぎても動きません。気持ちは焦りますが、どうしようも仕方がありません。8時25分を過ぎてようやくスムーズに動き出し、集合5分前に滑り込みました。

さあ、今回は何人が一緒に受験するのかなあ〜と思いながら2階にある試験場へ駆け上がると講習の時に知り合った4人は、すでに席に。軽く挨拶を済ませ会場を見回すと他にも十数人の顔ぶれが・・殆どが20代の若者のようです。おっとーーよ〜く見ると女性が二人いました。でもギャルじゃないなあ〜・・・アハハ!。自分の席はと探すと一番後ろ。ボクの受験番号は0019番。つまり今回の受験者は19人でした。後で聞くとこれでも多い方らしいです。早速簡単な身体検査&点呼が行われ、30代前半ぐらいに見える試験官から試験時の注意事項が説明されて一旦解散となりました。そして10時ちょっと前に学科試験が始まりました。

試験問題
↑…アナタもチャレンジ!
10問以上正解なら
合格間違いなし!
試験は四択です。勉強してきた問題集の中からの出題ばかりです。くたびれた脳みそに、かろうじて記憶してきた問題の答えを思い出しながら30分も掛からずに回答できました。その頃には若者が一人二人と席を立って行きました。出来た人から退場して良いことになっていたので自分も席を立とうかと思いましたが、取り敢えず三度見直してからにしました。ボクの後には一人残ってるだけになりました。その若者も10分ぐらいしてから試験場を出てきました。その後10分ぐらいして合格発表となりました。・・・めでたく全員合格!!ワァ〜〜イです!!

それからは昼からの実技講習の予定や注意事項を聞き、お昼となりました。ボクは18番の若者、つまり講習時に一緒だった若者の一人K君とラストの3時15分からの試験となりました。時間を持て余しました。そのお陰で写真を撮ったりすることが出来たのですが・・・

試験艇、涼風101号
試験艇、涼風101
02/03/05(火)午後 ◇実技試験◇
待つこと3時間余り・・・やっと自分の番が回ってきました。ありがたいことに1時間ほど前から降りだした小雨が今は止んでいます。今回の試験艇は2艇を使って行われたのですが、自分の船は‘涼風101号艇’でした。18番のK君と救命胴衣を着て桟橋へ降りていき先ずは試験官に「よろしくお願いしまっす!」とご挨拶。この試験官は学科試験の時に後ろから見ていた人でした。

実技試験開始!
緊張の一瞬です

 試験始まり!
1人が外部点検、
1人がコンパス、
1人がロープワークを
してる様子です
早速ボクには“出航前の船体の点検”をさせられました。「船首係留よ〜し!船首よ〜し!右舷よ〜し!・・・」とデカい声で言ってやりました。K君は機関室の点検と消火設備だったかな?・・・それをさせられていたようです。その後、K君はハンドコンパスで方位を測定させられ、ボクは“もやい結び”を桟橋の金具でさせられ、K君がコンパスを終わった後はボクもコンパスで方位を測定させられました。こんなものは簡単です。見たままの数値を答えれば良いだけですから。ロープワークも一度覚えてしまえば5秒で出来ます。その後は海図を見て○に十の図式を読まされました。答えは“暗岩”です。それから海図を使って、ある地点からある地点までの距離をコンパスで測定させられました。「約4.8マイルです!」と、またまたデカい声で答えてやりました。そしてようやく教官の操縦で船着き場から出て行き実技の開始となりました。湾奥から少し出ると18番のK君が操縦席に座らされ微速前進で沖へ出ていくことに。その間にボクには口述試験です。『走行中水温計が上がったら原因は?』『この標識は何?』・・・後はなんだったかなあ〜・・・5〜6問ぐらいを質問されましたが、なんとか答えることが出来ました。購入したテキストにも書いてありますが、『口述試験を制する者は実技試験を制する』と言われるぐらい重要だとか。・・・なら、もう受かったも同然ジャン!と、ちょっとは余裕が持てました。

出港です
いよいよ出港
沖に出ると早速K君の操縦試験が始まり先ずは“直進&変針”です。彼がなんなく済ませた後、遂に自分の番が回ってきました。ちょっと緊張しましたが、なんとか済ませた後、今度はボクの方から“落水者救助”です。今日はお天気が下り坂で試験の時は殆ど無風状態だったので救助も簡単でした。K君も簡単にクリア。そしてまた操縦を変わり今度は“蛇行運転”です。決められた言葉を発し一気に増速、エンジン回転を3,000まで引き上げて蛇行しました。ただ、練習船より若干遅く設定してあるのか試験艇の3,000回転は明らかにスピードが遅く、蛇行も簡単にクリア出来ました。K君も試験の後で同じようなことを言っていたので試験艇が遅く設定してあるのは間違いなさそうです。その後またボクに操縦を変わり、“後進”をさせられ『はい結構です。では湾の奥まで操縦して戻って下さ〜い!』と操縦を任されました。

やれやれ・・・後は船着き場での“着岸&離岸”だけかと思いながらエンジン回転数を3,000回転ぐらいに維持して、湾奥へ船を走らせていたら前方に大きなビニールらしいゴミが浮いていました。でもヘタに避けると文句を言われるかなあ〜と思い、真っ直ぐに船を走らせゴミの上をまたぐとグォ〜〜ンと言う音と共にスピードが落ちました。教官が慌ててエンジンを止めて推進器を海面より上げてスクリューを見てました。お陰で何事もなかったようですが『ゴミは避けた方がいいですよ〜』って。・・・これって減点されるのかなあ〜と一瞬思いましたが、もう後の祭りです。ま、大丈夫でしょ!と気分を変えて、それからは船着き場での“左舷着岸&後進離岸”の実技試験をして、結局40分も掛からずに終了となりました。その後着ていた救命胴衣を所定の場所に戻して解散となりました。
尚、写真は自分たちのふたつ前のグループの様子です。

海技免状
えぇぇ〜〜〜い!
これが目に入らぬか!
合格発表は翌週の14日の木曜日・午前10時。ちょっとはハラハラドキドキの毎日でしたが、無事合格!!となりました。
K君も合格!、良かった!良かった〜!!

合格率80%以上と言われ決して難しくはない国家試験ですが、残念ながら今回の試験でも19人中2人が落ちてしまいました。油断は禁物のようです。でも、ちょっと頑張れば絶対合格できると思います。

皆さんも、楽しい船釣りをもっともっとエンジョイするために、是非チャレンジしてみてはいかがですか!!

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