2001年4月24日…ご主人様と始めて会った。実は３日ほど前より「猫の額」より狭い裏庭の片隅にいたんだ。捨てられたのか以前の飼い主の所から脱走したのかオイラの記憶も定かではないけど、ここへ来る道中、野良猫の無法地帯を放浪していたらしく、その時にケンカでも売られたのか左耳の後ろをザックリとやられて、ここへ逃げ込んで来たようだ。 ご主人様はオイラをとっても不憫に思ったのか、さっそく飼っているワンコのエサにミルクをかけて与えてくれたんだ。どうやらオイラは数日間なにも食っていなかったようで、与えてもらったエサをワンコのようにガツガツと食ったんだニャ。
それからしばらくは、この家が住みやすい所かどうかをそ〜っと見極めていたんだニャ。そんなオイラを見て見ぬふりをしながら、エサの時間には裏の流し台の上へワンコのエサ＆ニボシにミルクをかけて出してくれた。ワンコのエサはちょっと薄味で物足りなかったけど、まあ〜仕方ないさニャ。 但しエサ入れがどうにも気に入らなかったけど…なぜって、これってプラスチックの鉢受けなんだもん。未だに裏の水入れはコレなんだ。ニャニャニャ！
	出会ってから一週間、5月1日…始めてご主人様の手からニボシを頂戴した。『お出で！お出で！』と何度も呼ぶので、オイラも仕方なく近寄って恐る恐る手からエサを食べてやったのだ。今じゃ、こんなペット用ニボシは食わなくなったグルメニャンコになっちまったが。 それでも、まだまだこの頃のオイラは偵察中。触ろうとしてもピュ〜っと放れていったんだニャン。
お家の中の様子が気になり始めたのもこの頃だニャ。勝手口の側に置いてある洗濯機に上っては、中の様子を拝見してた。 ま、↓…こんな感じだニャ。
	目が光って、ちょっと恐いかニャ？
ここへ来てから２週間が過ぎた5月8日、裏にいる菊千代様にも始めて近寄って挨拶をしてやった。とにかくおとなしく友好的なワンコだと思ってはいたが、やはりそうであった。オイラが顔を近づけるとペロッと舐めてくれた。 今じゃ菊千代様と、ひとつ屋根の下で寝ている。この頃は想像も出来なかったニャ。
	ご主人様に触られても平気になったこの頃に首輪を付けられ、デジカメでアップも撮られた。 なかなかの男前ではないかニャァ〜……ニャニャニャ！！
初夏の陽射しが眩しくなってきた５月の半ば……オイラは菊千代様の“箱”を占領してやった。たまに菊千代様をからかうのも楽しくなってきた。今は、オイラの方が自由にお家の中へ入ってグ〜スカピ〜だけどニャ。 そんなこんなで、オイラの新しい住所はココに決まったのだニャン！